子どもアドボカシーとは


子どもの声を聴き、子どもが望めば子どもにかわってまわりのおとなに伝えたり、子どもが自分で伝えたりするお手伝いをします。


子どもアドボカシーの6原則

①エンパワメント

②子ども主導

③独立性

④守秘

⑤平等

⑥子ども参加


子どもアドボカシーの4理念

① アドボカシーの本質としてのセルフアドボカシー

② 権利行使主体としての子ども

③ 力関係(アダルティズム)への異議申立てとしてのアドボカシー

④ アドボカシーはライフスタイル


子どもアドボカシーセンターOSAKAはこう考えます

おとなの意見が優先される日本の社会で、子どもの思いや意見はなかなか聞き入れられず、おとなにとって都合のよい子どもが求められています。子どもは子どもなりに、自分にとって心地のいいこと、必要なことを感じとり要求しているのにもかかわらず、それがおとなにとって不都合な場合、いとも簡単に子どもの思いはかき消されてしまいます。

それは日常のささいなことから、命にかかわるようなSOSにまで及んでいます。子どもは自分のことをよくわかっていて、自分らしく生きていこうとしています。

それをまわりに伝えるための意見表明を私たちアドボケイトは丁寧に受け止め、もしかき消されて困っている子どもがいたら、その気持ちをしっかり聴きます。

子どもが望めば、子どもに代わってまわりのおとなに伝えたり、子どもが自分で伝えられたりするようにお手伝いをします。

 

「子どもはしつけや指導がされるべき存在」という認識では、しつけや指導する側のおとなと、される側の子どもとの間で力関係が発生します。

力関係があるところでは、力の弱い人の声が聴かれにくくなる現実があります。

実際、家庭や集団生活の場、教育現場で子どもの声はしっかりおとなに聴いてもらえているでしょうか?

おとなが勝手に決めた事情や価値観にそぐわない場合、子どもの声は聞き入れてもらえないことが少なからずあるように感じます。

また、おとなの事情や価値観を押しつけられて、それを受け入れないといけない状況に置かれることもあります。

おとなはなにかを決めるとき多くの選択肢から自分で選んで決めます。子どもが何かを決めるときおとなと同じように子ども自身の意思を表せているでしょうか。私たちアドボケイトは子どもの力を信じています。

子どもたちはおとなと同じように自分の思いや意見をしっかりもって生きていることを実感しながら活動しています。

子どももおとなも一人の人間として社会を形成しているパートナーです。

お互いが尊重しあい、お互いの声を聴き合える社会の実現を目指し、アドボケイトは今日も丁寧に子どもの声に耳を傾けます。 


アニメの紹介

「子どもアドボケイトってなぁに?」~アドボケイトひろめ隊~

ここでご紹介するアニメは、児童養護施設や里親家庭一時保護所などでアドボケイトを導入する際に子どもにむけてアドボケイトの役割や制度をわかりやすく説明する目的でつくられています。

施設・里親バージョン

一時保護所バージョン

ショートバージョン

1分でわかるアドボケイトです。すべての子どもに使えます。